息子
11年前に僕の人生に飛び込んで来てくれた。
以来、あらゆることで人生を豊かにしてくれている。
彼への興味は尽きない。
溺愛、なんて言う言葉もあるけど、それとも少し違う、足りない、ような気がする。
そんな彼の今の人生は、
バスケットボール、友達、学校(と言っても勉強ではなさそう)、家族
で出来ている。
しつこく、口うるさく、頭の固い父親を持っている割にはのびのびと真っ直ぐに育ってくれていると感じる。
3歳のころからヒーローに憧れて、毎日、ゴーバスターズ、ウルトラマンになりきって戦っていた。その後もドラゴンボール、ボルト(ナルト)、ワンピースと常にヒーローとアクションを好んだ。
3年生でバスケットボールを自ら選び、その後のヒーローはカリー、ハーデン、ジェームズ、アービィング、ジョーダンなどなど。
親としては誰もが同じだろうが、親の身勝手で、息子には何か夢中になれるものを見つけた上で、その他の常識、マナー、勉強、優しさ、なども身につけて欲しいし、仲間たちにも、女の子たちにもモテてる奴になってもらいたい。
今の自分が在る姿を冷静に捉えると、よくぞそんな事を息子に押し付けて、努力しろと言えるよな、と思うが、そう願ってしまうから仕方がない。
しかも、この息子くんは結構、上手くやっているような気がする。もちろん親バカ目線ではあるが。
今、11歳、ここからティーンエイジャーの期間は親子として色々あるだろう。でもそれも楽しみである。
そして、大人になった彼の姿を見ることが、何よりも楽しみだ。