あと何回?
二人の平均取って、ほぼ85となる年老いた両親。
元気でいてくれるのはなりよりだが、最近、会う度に、あと何回一緒に食事をできるだろうか?どこかへ出かけるだろうか?を考えてしまう。
幸い、同じ東京に住んでいて、会おうと思えばすぐに会えるので、5回や10回の話ではないが、でも、あと100回一緒食事を出来るかは保証がない。
子供の頃は、当たり前だが、朝と夕は家族と食べていて、週末は3食のとかもあるから、100回一緒に食事をするのは2ヶ月足らずのこと。そんなスピードで過ぎるような事を今更、バタバタとすがりついている。
先を見ても仕方ないから、今を見るしかない。
見るだけでは何か収まりが悪いので、今を大切にしようとする。
何も言わずに付き合う息子へは、感謝をしっかりと伝える。
ありがとう、と。
そしてその事が父親にとってどんなに大切なことかを毎回しっかりと伝える。
親子三代。世代交代は必ず来る。だから、そこをあらがうことは不毛。でも、次の三代への移行の際に、親と子の連鎖は偶然ではなく、選ばれて、意味があって、その組み合わせになっているという事を噛みしめるのは意味が有ると思う。