桜
コロナウィルスの影響で今年は桜を愛でる人が少ない。道端での宴会がなくなり、その分地元の名所で、のんびりと鑑賞できるのはありがたい。
ただ、心なしか桜側も元気がないように思える。いつも見事な姿に圧倒される事が多いのに。
52週間の内、桜の事を考えるの、そろそろかな?見事だなぁ!また来年も楽しみだな、の数週間程度。でも桜は日本人にとっては重要なものになっている。その桜が今年は咲き誇れていない印象を受ける。
植物と話せる訳でも無いし、そもそも桜を愛でるようになり始めたのもここ数年位の人間の印象なので、どうか?というところもあるが、今年の桜からはチカラを感じられず、モヤモヤしたモノを感じてしまう。
人間社会と同じなのかもしれない、自分の判断ではなく、何となく大勢に流されて、横並びを重んじる。桜達も、近頃は生き辛い世の中になったなぁ、と嘆いているのかもしれない。
そんな中、一本くらい清々しく咲き誇っている桜に会いたいと思いながら、散歩を続ける。