縁(えん)
恐らくこのテーマは最も多く書くことになるだろうと思う。
今日の縁は、前職の先輩、上司からのお誘い。
メンバーは、
新人で着任した時の課長
同じ課の先輩
支店の他課の課長(転勤後も接点が多かった)
出会ったのは四半世紀前。
60代、50代、40代、四人で、
昔話、今の話、先の話と、とりとめもなく話す。昔は上司部下であったが、今は気遣いはするものの、距離は詰まった感じ。
不思議だ。
年齢差は変わっているわけでもなく、お互いの関係性を縮める何かが起きた訳でもない。
でも、ちょっと大人として認められた感じが嬉しい。
この課長とは本当に良くもめた。
今考えれば、社会人なりたての小僧が良くもあんな自信を持って、薄っぺらい正論、持論をぶつけていたな、と我ながら呆れる。が、当時は課長にも先輩にもハラスメントなんて風習がなかったので、どつき合いの中で距離感も人間関係も養っていた。
今が悪いとか、ということではなく、当時の方が本音は多かった。今のように正論モンスター達に萎縮しながら出来る限り薄い関係性を作るのに注力するような事はなかった。指導が厳しい分、反発も多く、その化学反応から生まれるものも多かった。もちろん、破裂するものの方が多かったであろうが。
ぶつかりながら双方納得の方向に進められれば、繋がりは深く、強いものになった気がする。
今の時代もこんな感じでのやり取りはまだ残っている。と思いたい。
親子でも、そんな絆は作れるはず。
ただ厳しいのではなく、知識と意図を持って、正しく厳しくしていく必要がある。