子育て=親育て(半学半教)RD2994’s diary

息子へ伝えたいこと、自分に残したいことを、人生初めての日記

決勝戦

ブロック1位を決めて、決勝戦に駒を進めた息子くんチーム、決勝までは4時間空いている。

ご飯食べて、女子チームの試合応援して、他チームの試合のTO(テーブルオフィシャルズ)をやらせてもらい、過ごしていく。

 

初の決勝戦への気負いはないみたいだ。良かった。決勝戦ではウォーミングアップで、チーム恒例の気合入れを行い(予選2試合ではやらなかった)、試合が始まった。

ここでもスターターを任された息子くん、無難に試合を回していく。実力は近い2チーム、明確な差としては言えないが、少しだけウチの方がまとまっていた? 運があった? のか、試合開始から3本立て続けて決め、先に余裕をつかめたのか、1Pで理想のリードを付けて2Pへ。息子くんもよく試合をつくっていた。

1試合目は試合をコントロールするための指示出しや声かけを意識したためか、運動量は少し物足りなかった。

その指摘を受けた2試合目は運動量を上げた結果、急な展開に対しての予測がついて行かず、少し指示やコントロールがバタついた。

難しいものだ。僕はやれと言われてもできない。でも、彼は2試合共に充分に取り組んでいたと感じている。

勝戦はそのバランスも少し整えて、なかなかのパフォーマンスに見せていた。

1Pからの流れを受けて、2Pは相変わらずのアグレッシブさ。リズムがこっちにあったのか、相手チームも対応しきれず、リードをしっかりとキープしてハーフタイムを迎えられた。

 

相手チームは実は翌日に大きな試合を控えているということで、試合前から、後半は主力メンバーを下げる通知を受けていた。こういうところはジュニアスポーツの良いところで、相手が主力を出せなくても徹底的にやる!ではなく、ではこちらも主力を下げ、いつも出れないメンバーへチャンスを与えましょうと応じる。

ので、まず3Pはいつも出れていない6年生と5年生vs相手は4年生中心。

そして、その結果、正直バスケットボールの試合にはなっていないものになってしまった。相手は4年生、こっちは5、6年生。バスケ歴も3年以上ばかりの選手。でも、こっちの方がバスケになっていなかった。スキルとかではなく、ちびっこチームスポーツ(球技)であるあるのボールに全員が集中、レフリーもルール通りに笛を吹いたら試合が全く進まないので、2回、3回見逃してから、致し方無く吹くという状況。もちろん、ボールに人が集まり、ボールを持っている選手も人へ向かって行くので、ターンオーバーの嵐。ラグビーよりはげしい手から手へのボールの奪い合い。

観戦していた保護者、関係者、他のチームもこらえきれず、失笑が起きてしまったレベルで。。。しかも点差も追い付かれ始めた。

選手たちはもちろん一生懸命で、しかもこのメンバーは練習もほぼ皆勤賞なメンバー。だからそなんか残念な気分になってしまう。

4Pは残りの5年生と息子くんと2Pに出ているもう一人の5年生のチーム。3Pですっかりと崩れてしまった試合の建て直しは容易ではなかった。

雰囲気にのまれてしまい、前半でしっかりと仕事をしていた2人も、ちぐはぐ。息子くんに至っては、3回のレイアップシュートを全て外すという事態に。少なくても2本は決めないといけないケースだった。

試合はグズグズのまま、点差が一桁になってしまったところで、致し方なく、監督が6年のベストメンバーを投入。これじゃ相手は可哀想。あっという間に4本位決めて、勝負あり。一応、優勝を拾ってきた。

息子くん含めて、うなだれてベンチに戻ってくる5年生。不甲斐なさを噛みしめているようだ。

それで良いよ。出来ないことがあった、それを消化しようとすることが、何かをつかむきっかけにはなるだろう。

もちろん、お互いがベストメンバーで行っていたら、前半の流れで、勝てた試合であるのはみんな分かってきたから、納得はある。ただ後半の印象が強すぎる試合になってしまったのはお互い少し引っ掛かっている感じ。

 

どんな形でも優勝することは難しいし、嬉しいこと。

息子くんにとっても初タイトル。バスケを見慣れていない人には、息子くんに要求していたのは点を取ったりするような目立つ仕事ではないので、観客(保護者)評価は点を入れる選手たちに行く。でも、欠かさずセーフティをしっかりとやることで、相手が速攻をかけられなかったことが何回あっただろう。スローインの時も大きく、しっかりと動き回ることで、ディフェンスを引っ張りスペースを空けたり、影の活躍が多かった。小学生なら目立つ所をやりたがるの普通。ましてや息子くんはそれらをできるスキルもある。

それでも、チームの勝利を見据えて役割を果たすことに集中し、やりきった息子くんを誇りに思う。

まぁ、4Pのレイアップを決めていたら完璧だったけど、それは次の楽しみとしての息子くんからのギフトとして受け取る。

ともあれ、このチームで出した明確な成果であり、チームが、自分が、5年生達が、どのように変わっていくかの楽しみが増えた。

 

そしてまた来週も、5年生には、チャンスが回ってくる(監督・コーチがその環境をつくってくれた)。