全日本少年少女武道(合気道)錬成大会
3歳から合気道を始めている息子くんは今回で5年連続、5回目。
本日は全国の2,157人の仲間と一堂に会して、錬成する。
バスケットボールに続いて、合気道でも幸せな環境にいる。
なんと日頃の稽古を付けていただいている師範は、この大会の実行委員長、つまり全国の少年少女の鍛錬の代表的な師範なのだ。
合気道界では多くの師範たちが学びたいと教えを請いに来るような方。
3歳から始めた合気道、地元の師範がそんな方だとも知らずに、とにかく雰囲気と先生方の人柄に惹かれて、ここが、合気道が良いと思った。
親としてもこの師範たちからは色々と学ばさせていただいている。一言で言えば人間味が溢れていて、余裕がある素敵な大人の方。
この道場では、師範の言葉が厳しい事があり、時にはその内容が個人攻撃のこともある。
「○○は小さい頃は可愛かったが、最近では口ごたえする。その割には言われたことすらできない馬鹿になってしまった」的なことを本人もいる中、名指しで、全体に言う。
時には、頭や背中や尻に、ピシャリと、撃が飛ぶこともある。
最近の指導と体罰やハラスメントの区別すらつけられない社会では、こんな事の全てが悪になるのであろうが、そんなことを言われても、されても、子供達は毎週、土曜日、日曜日に平日と変わらぬ早起きをして道場に通う。
そして、師範や先生たちにまとわりつく。
どうしてか?
答えは簡単、子供達は、まともな師範や先生に付けば、指導と体罰やハラスメントの差が分かるのだ。
それなのに大人たちは、自分達の努力を怠って、区別がつかないからという言い訳を見出して、全てを悪として、禁止にする。
子供達にとっては本当に迷惑な事だ。
大人が馬鹿で怠惰だから、バカ製造機となり、その無知、怠慢を押し付けられているだけなのだから。
自分の事を棚に上げての話ではあるが、リスペクトできる人にたくさん接して、可能な限り学びとり、時代に合わないかもしれないが、息子くんには親としての指導をしていく。彼が、時代や浅はかな大人の逃げた(楽な)考え方から作ってしまう、機械以下の人間になってしまわないように、できる限りの環境、機会を提供して行こう。
やはり、子育ては親育てだと感じる。
そして、昔聴いていた音楽の、 It take a whole village to raise a child. と言う言葉の意味を改めて考えさせられる。