子育て=親育て(半学半教)RD2994’s diary

息子へ伝えたいこと、自分に残したいことを、人生初めての日記

わがままになる

チームを動かすためにはどうしたらよいか、どんな声を出せば良いのか、と悩んでいる。こちらの目からすると、今やっている事が今のチームかなりフィットしてるように映る。それでも、しっくりと感じられないのは、このキャプテンの本来の能力を発揮するとチームがついて来れないので、自分のチカラを調整して、持て余しているという事かもしれない。

もしくは、この手の選手は自分がベストをできていると満足することなく探究するから、何を言っても、やっても終わりな無いという事かも知れない。

しかし、キャプテンはアドバイスを求めている。自分のチカラではブレイクスルーが難しいと感じて、手を出したのだ。これの能力と勇気も小学生とは思えない。

私が返したのは、

「わがままになりましょう。この段階で、目標達成のためにキャプテンがどんなワガママを言ったとしても、仲間からしたら「待ってました!」位のものでしょう。なぜなら、意見が異なれば話し合う事ができるチームを、キャプテンとして仲間とつくってきたから。自信を持ってわがままになりましょう」

これを伝えた日の練習とその次の練習試合、キャプテンはいつも通りに前面に立って、声を出し、身体を張ってチームを鼓舞し、動かした。思っていたワガママとは違ったのかもしれないが、これがこのキャプテンの世界観なのだろう。1人の選手としてリスペクトできる姿だ。

練習試合明けの練習で、再び、「どうやって動かしたら良いのか、わからなくなったー」と声をかけてきた。でも今回は少しだけは前に進めたようだ。声でわかる。

 

以前からの持論で、キャプテンとリーダーはちがうと言ってきている。久しぶりに本物のキャプテンシーに出会えた気がする。

この後の学生生活そして大人になっていく間に、このキャプテンが刺激を与え前を向かせていく数多くの仲間たちがいるだろう。そう考えるだけも、楽しい。

そして、何よりも本人が、自分がおもいっきり楽しみ、悩み、そして大好きになれるものを見つけて行ってほしい。

 

今回も本当に多くの学びをもらった。子供たちのチカラ、スポーツのチカラはやはりすばらしい。