子育て=親育て(半学半教)RD2994’s diary

息子へ伝えたいこと、自分に残したいことを、人生初めての日記

集中する

本日の練習、なかなかの集中で、やるべき事をやっていた。目はいつもより鋭く、姿勢も低く、身体が動き、声も出ていた。

彼なりに考えて練習に挑んだ結果だろう。

 

集中すると顔がキュッと引き締まって、数段大人に見える。だから、夕食後のデザートおねだりの甘えた顔とかのギャップにやられる!

とか、言っている場合でなく、グッと自分を律して、練習後は、丁寧に振り返りをすると同時に褒める。

 

昔、恩師に言われた事がある、

「人間(選手)は、成功(勝ち)から学べるのだよ、失敗(負け)から学べ、なんて言われてもそんな事が思春期には出来ないよ。負けた時には自分を抑えられなくなるような悔しやを感じられるようにすればよいだけ。大人は追い込んでしまっていいの。その時に出口なんて見えるはずがないよ。

勝った時に何が違うのかを素直に学べるための準備に過ぎないのだから。失敗から学んだ、なんて、成功した奴しか言えないセリフだよ。

でも、勝った時に学べなくなったら成長はおしまい。

それと、勝っているときはもう次の手を打つときだね。勝つ直前から「良い」のピーク。

負けが始まってから変えようとしても遅い!

勝った時は学んで、次の手を打つ、一番忙しい時だよ。」

と。今更ながらこの言葉が染み渡る。

 

だから、何故かチームは勝ち続けている、チャンスをもらい続けている、今だから、息子くんとしっかりと向き合って次の手を打っていく。

 

それと、感謝をもう一つ。

チーム、そして監督とコーチ陣へ。

この練習で気づいた事は、監督の声が異常なほどガラガラに枯れていること。2日前の試合でも、勝っている時も常に基本プレイでのミスや怠りには大声で注意をしてくれた。ベンチに戻っても。勝ちが濃厚になり、いつも出れない5年生メンバーを出す。もちろん試合内容は崩れる。それでも、

まぁ、勝っているし、経験だから、

とは流さず、しっかりと声を張ってくれた。

この練習でも。

チームプレイの基本動作の練習、あまりにも選手の飲み込み、取組み姿勢が悪い。でも、繰り返し繰り返し、声を張って、指導をする。響いてなさそうな選手も少なくない。が、息子くんには響いていた。監督の声の意味も、勝った時にやるべきこと、アドバイスはしたが、今日に向け自分で考えて、目的を持って体育館に行ったから、監督の声も聞けたのだと思う。親には与えられない成長の機会を提供してくれるチームに感謝。

 

息子くんの成長が何よりの楽しみになっていて、最近は勝手に喜怒哀楽の実感が激しいので、余計にかけがいのないものになっている。

息子くんにも大きな感謝。