子育て=親育て(半学半教)RD2994’s diary

息子へ伝えたいこと、自分に残したいことを、人生初めての日記

馬鹿にしすぎ

あまりのことに怒り心頭。

子供たち、いや、選手たちにあまりにも失礼だ。

選手たちにとっては監督不在だが、土曜日の試合の合わせを兼ねている大切な事前練習。夏休みのためか、山ほど来ている中学生以上、日頃見たことのない高校生位で、180cm越えのバスケ経験者みたいのも数名以上いる。

1ゴール先取の5対5試合形式、180cmがコートの端から端まで、手を伸ばした小学生の上を越えていくパスを通す、相方がそれを取って、ゴールへダンク!約5秒で小学生チームはコロコロと交代していく中、時々、試合らしくなる。

そう、相手に中学生以上チームが回ってきただけのこと。

中学生以上チームに入っている小学生は当然、蚊帳の外。

 

誰の練習?何を見せられている?

チームのお世話役の大人に進言したが、コーチがこれで良いとみているから、いいのでは?と。

 

息子くんの顔をしっかりと見れなかったが、同級生のバスケ大好き、トレーニングまでやっている彼のあのやり切れない顔を忘れることはなかなか出来ないだろう。

悲しくなり、もう見ることはできない。だから、体育館を後にした。

 

子供たちにバスケを通じて何かを感じてもらう、掴んでもらう、というを考えることは無いみたいだ。競技を好きでいてもらうことすら、子供任せなのか?

何のためのスポーツ、何のためにチーム練習しているのであろう?

プロ同然に、上手い奴が凄くて、優先されるということを平然と子供に示す大人達の姿は、子供たちの目にどのように映っているのか?考えただけで、子供たちに謝りたくなる。

息子くん、ごめんなさい。

僕がチームのしっかりとした関係者になっていれば、少なくても大人と小学生を分けて練習させた。

今日の雰囲気は全てを壊してしまっている。スターティングメンバーなど、意識している選手全員が下を見つめながらいつもより早く回ってくる順番を列に並んで待っている光景。いつものように列が前に出て注意されることもない。ただ並んで、順番が来たら、それでも奮い立たせて、頑張って、ディフェンスにつこうとする。でも変わる兆しすら見えず、コートから降りる。

努力とか、集中の問題ではない。

真剣に取り組む選手たちから全てを奪いかねない、あまりにも危険な環境。

息子くんも彼のライバルも、6年生も下級生も、日頃から考えているように見えていた選手たちが、みんな飲み込まれていく。

酷い。あまりにも酷い。

僕はほんの10分しか見ていない。で、耐えきれない。この前の30分とか、1時間とか、子供達の中で暗い気持ちが広がっていった時間、その経験、諦めることにした瞬間、子供たちに何を伝えてしまったのだろう。あの選手たちがバスケットボール中にこんな顔になるなんて。

この姿を見たから進言したのだ。

でもこの子供たちはきっと大人へ気を使って、久しぶりに見たOB君、 OGさん、すごかったね、とか笑顔で振り返ってくれるのだろう。

心が痛すぎる。大好きなものを目の前で、大人たちにみじんの敬いもなく奪われた子供達に申し訳ない。本当に。

 

バカ製造機がバカを大量生産しようとしているようにしか見えなかった。

子供たちは選手だ。アスリートファーストであるなら、選手がステップアップする環境を提供するのがチームをサポートする大人たちの責任のはず!

最低限、環境を破壊するようなものは排除するために動くべき。

でも、内へ内へどんどん固執して、大人都合で妥協が積み重なっていくだけ。

このチームの監督は勝つのが決定したいる試合の最後に、記念出場的に出した5年生個々人へ、声を枯らしてまで、スターターメンバーと同じように激を飛ばしていた。しっかりと選手として向き合う人だ。だからこそ、今日のこれが、選手達には応えてしまっただろう。

 

悲しい。悲しすぎる。

息子くんの大好きな、今、彼にとってはすごく大きな存在であるチームで、バスケットボールにも、スポーツにも向き合う環境を奪う大人がいるなんて。

 

選手達を、子供達を馬鹿にしすぎている。

あまりにも。

 

悔しくて仕方がない。

でも、選手達の方がもっと悔しい。

ただただ願うのは、選手達が諦める前に、しっかりと選手たちと、子供達と向き合う大人と触れてもらうことを。そんな大人が足りてないかもしれないが、僕も息子くんとまず話してみた。謝って、僕の考えを伝えて、ちょっとでも顔を上げて土曜日に体育館へ戻れるように、と、必死に伝えてみた。

遅すぎたのは分かっている。でも、君たちを選手としてリスペクトしているの大人がいることを知ってほしい。今はそれしか出来ない。