【RWC2019を振り返る 業務編 ～組織委員会での日々②～】

2013年秋に組織委員会は開催都市（選定用）ガイドラインを発表した。
活字にすると1行で終わることが、当時は永遠の作業と苦悩のように思えた。
そして、それからの1年間は開催都市受入れの立候補者確保に没頭、奔走した。
都道府県協会のさらなる協力、組織委員会にも強力なマネジメントが入り、世の中に多少の話題を提供できる程度のプロセスになっていった。

この頃から組織委員会を統括してくださったのは、凄すぎて人生の目標にできないリーダーで（本当ならここに書くことも遠慮すべき程の方）、開催都市選定プロセスの際、そしてその後にも仕えることができ、様々な経験値を与えてくださった。もちろん真似など出来ない（しようとも思えない）が、国レベルで物事を俯瞰して見ていることを身近で体験させてもらい、自分の両足で踏ん張れる世界とそうでない世界、２つの世界観を味合わせていただき、その経験は僕の実となっている。

そしてもう1人、強烈な印象を残してくれた先輩は、とてつもないパワーと知力を発揮している中で、ある日突然、「ごめん、やらないといけないことが出来たから、やめるね」と去って行き、その直後にあり得ないことを成し遂げて、今でも「長」として、その手腕を振るっていらっしゃる。とにかく魅力にあふれる方。この人は、信念、情熱、知性とお茶目は、全て一つの箱の中で共存共栄できることを示してくれた。これは、僕の人生の目標の一つである。この方と一緒出来たからこそ、RWC2019後のステップを踏み出す楽しみを見つけられたのかも知れない、と今は思える。

もう一人、僕の人生において大切なオーストラリアの友人であり上司であった彼がいる。彼についてはまたの機会にじっくり書きたい。